年次休暇は取れていますか?

旭川も桜が開花し、少しずつ寒さも緩んで、やっと過ごしやすくなってきました。

さて、コロナ禍によって、働き方改革が急速に進みましたが、その一方で一部の業種では人手不足が深刻化しているといいます。5月には大型連休がある代わりに忙しさが増し、年次有給休暇が取れないで困っている方がいるかも知れません。

年次有給休暇の取得に関する問題には、以下のようなものがあります。

  1. 有給休暇の付与日数が適切に計算されていない問題
    労働者には、1年間の勤務期間に応じて最低の有給休暇付与日数が法律で定められています。しかし、計算方法が誤っていたり、労働者が勤務日数や勤務時間を適切に記録していなかったりすることが原因で、有給休暇の付与日数が不足してしまうことがあります。
  2. 有給休暇の取得が制限されている問題
    一部の企業では、有給休暇の取得が制限されている場合があります。例えば、繁忙期やプロジェクト期間中や代わりの人がいないなど、有給休暇を取得できないといった制限が課せられることがあります。このような制限がある場合は、法律に基づいて適正な取得が認められているかどうかを確認する必要があります。
  3. 有給休暇の取得に際しての差別的な扱いに関する問題
    労働者に対して、有給休暇の取得に際して差別的な扱いを受けたという問題があります。例えば、有給休暇を取得することで、その後の昇進や評価に悪影響が及ぶことがあったり、有給休暇を取得することによる不利益を理由なく課されたりすることがあります。このような場合は、労働法に基づいて権利を主張することができます。

これらの問題に対しては、労働者自身が勤務日数や勤務時間の記録を正確に行い、必要に応じて労働法に詳しい専門家に相談することが大切です。

就職シーズンが到来しました

いよいよ4月、就職シーズンの到来です。新しいスタートを切る新社会人の皆様を心から応援します。

これから実際に仕事が始まってみると、もしかしたら労働時間や労働条件が聞いていたのと違うなどの問題が起こるかも知れません。そんな時、まず大事なことは、「ひとりで悩まずに相談すること」です。

職場の上司に相談できれば良いのですが、職場の状況などによっては難しい場合があるでしょう。労働組合に相談することもできますが、そもそも組合のない職場も少なくありません。旭川市には旭川労働基準監督署という国の機関があり、法令に違反しない問題についても相談を受けてくれますが、国の立場では解決が難しい場合もあります。

大箸󠄀法律事務所には、労働問題の相談や解決に関わった経験を持つ弁護士がおり、ご相談者それぞれに合せた最適な解決方法を提案できます。必要な場合には、雇用者と交渉したり、訴訟や調停などの法的な手続きを代行したりすることもできます。

このような問題が起きないことを願っていますが、何かお困りのことがあったら、まずはお気軽にご相談ください。

 

駐車場のご案内

大箸󠄀法律事務所には、契約駐車場がありません。
近隣の有料駐車場または公共交通機関をご利用ください。
ビル1階は、他事務所の契約駐車場ですので、駐車はご遠慮ください

国際女性デー

今日(3月8日)は、「国際女性デー」です。

1904年にニューヨークで行われた婦人参政権を求めるデモが起源で、1975年に国連によって定められたこの日は、「女性の社会的、経済的、文化的、政治的な功績を祝う日」とされています。

今年の国際女性デーのテーマは、「全てをデジタルに:ジェンダー平等のためのイノベーションとテクノロジー」です。

引き続き業務のデジタル化を進め、女性にとって働きやすい職場を作り出し、女性のご相談者にも親身に接し、頼りになる法律事務所を目指します。