冬の北海道、交通事故と補償問題のポイント
厳しい寒さが続く北海道では、冬道での運転は特に注意が必要です。雪や凍結によるスリップ事故など、交通事故のリスクは高まります。今回は、冬の交通事故と、万が一事故に遭ってしまった際の補償問題について説明します。
冬の交通事故の特徴
スリップ事故: 雪道や凍結路面でのスリップは、最も多い事故原因の一つです。
視界不良: 雪や霧による視界不良は、衝突事故の原因となります。
歩行者の転倒: 歩道が凍結している場合は、歩行者が転倒し、怪我をすることもあります。
交通事故に遭ってしまった場合
万が一、交通事故に遭ってしまった場合は、以下の点に注意しましょう。
安全確保: まずは、二次的な事故を防ぐために、車を安全な場所に移動させ、ハザードランプを点灯させましょう。高速道路では、三角板などを設置し、二次衝突を防止する措置をとり、乗員は安全な場所に退避することも不可欠です。
警察への通報: 警察に事故の状況を通報しましょう。単独事故でガードレールなどを壊した場合でも警察への通報を必ずしましょう。
相手の情報収集: 相手の運転免許証、車のナンバー、保険会社などの情報を収集しておきましょう。
目撃者の確保: 事故の状況を目撃した人がいれば、連絡先を交換しておきましょう。
写真を撮る: 車の損傷状況や現場の様子を安全に注意して写真に収めておきましょう。
病院へ行く: 怪我をした場合は、すぐに病院で治療を受けましょう。また、意識がないなど重症であれば、直ちに救急への通報をしましょう。
保険金請求について
交通事故による損害賠償は、加害者の自動車保険から支払われることが一般的です。しかし、交通事故による保険金はどのような損害に支払われるのかなど複雑で専門的な知識が必要な場合があります。
また、自損事故の場合など相手方がいない事故や対向車線はみだしなどの御自身の責任が大きな事故であった場合でも、乗っていた車の人身傷害保険などから治療費などの保険金が支払われる可能性があります。
どのような保険会社から支払われるか、また相手方保険会社との交渉には、専門知識が必要となるケースもあるため、早めに一度弁護士に相談することをおすすめします。
冬の交通事故を防ぐために
冬タイヤの装着: 雪道や凍結路面では、冬タイヤの装着が必須です。
安全運転: 急加速・急ブレーキ・急ハンドルは避け、十分な車間距離を保ちましょう。
路面の状況に注意: 冬のはじめや終わりなど温度変化が激しいときには、路面の状況に応じて、速度を調整しましょう。
視界を確保: ヘッドライトを適切に使い、ワイパーをこまめに動かしましょう。